なると巻き工場視察

2018年12月19日 株式会社 北村 ~ニーズに応える、なると巻き専門店 ~

 全国で唯一のなると巻きの専門店である株式会社北村さんに視察に行きました。なるとといえば一般的にラーメンやチャーハンだとか煮物などに使われていますね。

 工場視察には、13時過ぎから訪れました。この日の調査員は静岡福祉大学の岩本先生と学生他5名 NPOひらつかITサポート 2名です。

 さっそく担当者の方に商品の説明をしていただきました。 

北村さん:「色々なお客様のニーズに合わせた商品を作っています。」

 一番出る商品は、ブランドのさす湯なると巻きと冷凍なると巻きです。

 冷凍食品は長持ちで色々と使い勝手が良いということで、15、6年前から冷凍のなると巻きを出すようになりました。急速冷凍をかけてチルド状態で出てきたものを1回冷まして、冷凍した状態でお客様に提供し、使いたいときに使う数だけ解凍してもらう形です。

 ラーメンや煮物などに使われる一般的ななると巻きは、お汁を吸ってもらうために多少でんぷんが入っていて弾力があります。でんぷんが若干入ることによって、包丁で切ったときにべたついたりするのですが、業務関係では、弾力がありスコンと切れるような作業性が良い配合にしているものもあります。

 また学校の給食や病院食で非常に使われている無添加なると巻きという商品もあります。

 海外への輸出も東南アジアとオーストラリアの方など、14カ国ほどに出しています。

 傷の入ったものや長さが違ういわゆるB級品を目当てにまとめ買いに来る方も多いです。正規の値段ではなく半額くらいで出すため人気があり、ラーメン屋など全国から予約の電話を受けており、現在は品薄になってしまっている状況です。

Q :なるとの原材料はかまぼこと同じなのでしょうか?

A : 北村さん)「すり身のグレードが違います。また、なるとは生で食べるものと煮るものは仕分けしてあります。」

 北村さんの商品は、農林水産大臣賞という年に1回東京海洋大学で全国から集まった700~800点ほどの商品の中から6点のみが頂ける賞を5年ほど前に受賞したそうです。この賞を取った商品は、上級なぐちのすり身を使っています。一般的に高級なかまぼこ等(小田原など)で使っているすり身をそちらの方からこのお店に回してもらって作っているものです。この原料自体は現在ではミャンマーから、もしくは日本の商社に入ってこのお店にくるものもあります。

 ここからは工場見学です。

 工場見学には事前に予約が必要になります。見学の際は帽子と白衣を着用します。

 なると巻きは徳島の渦潮のイメージがありますが、焼津が全国シェア70%を占めます。

 なるとの起源は詳しくわからないらしいですが、機械をつくり大量生産を可能にしたのは焼津が最初であるため、全国的にシェアが大きいのだそうです。最初に作ったのは昔の農機具屋、今は鉄鋼業で機械を作っています。

 北村さんは、HACCP事業にも取り組んでいます。中小企業は国から東京オリンピックまでにHACCPをとるように言われていましたが、研修会などで養成を受け申請し、HACCPを取ることができたそうです。

 機械が正常に動いているか記録されて、X線、目視で異物混入のチェックや、長さなどチェックなどのHACCPにつながる取組を行っています。

試食もさせていただき、帰りにお土産もたくさん頂きました!!

ありがとうございました。

静岡福祉大学3年 林茜佳里